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バリューを出していますか?

執筆者の写真: Takayuki SuzukiTakayuki Suzuki

コンサル業界だとよく使われる言葉の一つですが、いつの頃からか、”バリューを出す”という言葉が私は嫌いになりました。この言葉は、どちらかというとコンサル目線で、クライアント目線ではないと感じたからです。だから、バリューやアウトプットという言葉よりも、アウトカム(顧客に対する成果)を意識的に使うようにしています。


この前、とあるコンサルのYoutubeを見ていて、クライアントがコンサルに期待していることを話していました。


1.アウトソーシング:クライアント人員不足のため、業務代行を依頼できる

2.高い課題解決力:クライアントが抱えている課題に対して、彼らよりスピーディに精度の良い答えを出せる

3.先生効果:業界やソリューションに対して、深い知識や知見を持っている

4.権威効果:クライアントで方向性は決まっているものの、その内容を権威付けして、社内を説得するため


おそらく1→4にかけて下にいくほど、マネージャーやパートナーに求められることだと思います。そのyoutuberのコンサルは大企業がクライアントなので、そうなのかなぁと思いました。


私は中堅企業がクライアントだったので、以下のアウトカムまで出せるように意識していました。

5.業績効果:KPIだけでなく、KGIであるPL/BS/CFの数字を改善する

6.組織風土改革:継続的に成果を出し続ける、市場変化に適応できる経営体質に変える


皆さんがクライアントのどんな期待に応えたいかによって、めざすコンサルタント像も違ってくると思います。



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