私は、自分の想いを発言したり、説明したりするのは得意ではありませんでした。社会人になって、最初に就職したメーカー時代は、会議でもほとんど喋らなかったし、コンサルタントになってからも、当初は発言することはできませんでした(たぶん、32〜33歳の頃迄)
間違ったことを言っていないだろうか?もし、間違ったことを言ったら指摘されてしまわないだろうか?そんな不安が常にありました。
そんな時に上司に言われたのが、「そんなに喋るのが不得意なら、誰よりもわかりやすい資料をつくりなよ。わかりやすい資料を作ったら、それ通りに喋れば安心でしょ?」でした。
私にとって資料をつくる作業は、頭の中の言語化されていない思考を引き出し、言語化することで、喋るリハーサルも兼ねていました。何度も何度も文章を書き直すことで、よりエッジの効いた言葉になるし、相手に刺さりやすい言葉が生まれてきます。
もし、ヒトに伝えることが不得意なヒトがいたら、とにかく書くことを怠らないことが大事だと思います。

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